1はじめに

現在眼科以外の科に入局されていて、眼科への転科を考え、どの施設にいこうか迷われている先生もおられると思います。眼科への転科希望の方は、是非、東大眼科での研修を考えてみてください。東大眼科では、他科からの転科を常時受け入れており、実際に転科して入局された先生が多数所属し、活躍しています。やる気さえあれば、転科の経歴が入局後不利になることは特にありません。眼科への転科をお考えの先生は、是非一度、東大眼科にお問い合わせください。

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2入局後の研修内容、研修病院、大学院

入局後の研修内容は、スーパーローテート終了後入局の先生と同じです。研修病院の大部分は東京都およびその近郊にある基幹病院です。研修中には、医局が収入面でのバックアップを全面的に行います。ご希望により大学院進学も可能です。

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3先生方の声

転科となると、待遇や収入など、さまざまな面で不安を持たれると思いますが、東大眼科には転科入局されて第一線で活躍されている先生がたくさんいます。そんな先生方の声も聞いてみましょう。

相原 一 先生(耳鼻科入局後転科。現在、東大眼科講師)

相原一先生

 転科には色々な事情もあったが、快く受け入れて頂いた教授を始め医局員の先生方には本当に感謝している。今更いうまでもないが、一生懸命努力していればきちんと評価してくれる医局であることは間違いない。元々当医局は本学出身者が圧倒的に少なく、他大学からの先生方を受け入れる土壌ができており、差別もなく皆仲良く過ごすことができるという点は大いに自慢できると思う。転科もそのような懐の深い医局の方針を反映してか、私に限らず多くの先生方も肩身の狭いことは一切感じなかったことと信じている。転科による途中入局者は毎年数人は必ずおり、皆その後も転科せず立派な眼科医になっている。転科したのちに止めた先生は私の記憶にはない。

 おかげで、同期の先生と同様、医局の先生方には叱咤激励、多くのことを教えて頂き、ここまで来られたことを感謝している。教育環境や経済的な面、いろいろな悩みも受け入れてくれる医局長の存在も有り難いことであった。当科では医局長は講師などの偉い先生ではなく、対等に働く助手が勤める点で気軽に接することができるということも良い体制である。このような環境であるから後は本人のやる気だけにかかっている。転科だからといって小さくなる必要はなく、常にやる気を持って、どんな環境にいても学ぶことができ、また学ぶべきことがたくさんある、と前向きに謙虚に努力することが大事であると思う。

 もし、現在転科を考えている先生がおられたら、転科はスーパーローテートのように多くの他科の臨床知識を取り入れて入局することに加え、一つさらに深い知識を持って入局することと特に代わりがないと考えて、是非東大眼科に入局して欲しいものである。数年の遅れなど問題にならない。大事なことは自分の好きなことを見つけ、精進して良い医師となることである。一緒に働けば、必ずやお互いに新しい刺激になるであろうし、新しいものの見方を持って眼科に取り組む良い機会となるであろう。ともすれば眼科だけの狭い知識に閉じこめられがちになる我々の幅を広げる人材となって欲しい。細かい点は入局案内を見て欲しい。転科だからといって何ら違いはないのである。是非とも一緒に働く機会をもち、自らの発展を目指し医局の発展に貢献して欲しい。

F.H 先生(内科入局後転科。現在、都内関連病院眼科勤務)

 某総合病院の内科で2年間研修してから、東大眼科に入局しました。

 入局した当初は、それまでの2年間の研修が全く無駄だったかのような無力感を感じました。というのも、眼科においては、細隙灯検査、眼圧測定、眼底検査などの技術をまず習得しなければ患者さんを前にしても何もできず、何も分からないからです。とにかくそれまでの経験を忘れて、診察技術の習得に努めるしかありませんでした。しかし自分で所見が取れるようになってくると、眼科は面白いです!こんな小さな器官の中にこんなにも多くの疾患が存在するのですから。少し眼科が分かってくると、医局で毎週行われるCC(クリニカルカンファランス)が非常に興味深く感じられるようになり、また毎日の診療で出会う症例について教科書や文献を調べる余裕も出てきます。そのうちに内科で学んだことと眼科の疾患が関連を持ってくるようになり、 今では内科での経験が眼科医としての活動に非常に役立っていると感じています。

 他科から眼科に転科入局するのは、勇気が要ることです。しかし眼科は知れば知るほど奥が深く、面白いです。入局当初はとまどいの方が大きいとは思いますが、眼科に興味があるのでしたら、思い切って転科する価値はあると思います。それまでの他科での経験も決して無駄にはならないと思います。

S.T.先生(外科系他科入局後転科。現在、東大眼科助手)

 実は眼科へ転科するドクターは珍しくはありません。東大眼科へも外科系、内科系、基礎系などさまざまバックグラウンドを持つドクターが毎年転科してきます。こういう私も十年前に某外科系から転科しました。

職種上専門を変えることは必ずしも容易ではないのですが、それでも転科するドクターを引きつける眼科の魅力とはなんでしょうか?その答えを一言で言えば専門性と先進性にあると私は思っています。

「餅は餅屋」という言葉が有りますが、医療の分野でも専門性への要求は高まっています。しかし、高い専門性は一朝一夕で獲得できるものではありません。それだけに高い専門性を身につけることは社会的需要も大きく、仕事の満足感にもつながります。眼科の場合、視覚に関しては絶対的に専門家であるばかりでなく、角膜疾患、網膜疾患、緑内障、ぶどう膜炎、眼形成などさまざまなsubspecialityもあります。東大眼科ではそれぞれの専門分野の第一人者のもとで、今更聞けない基礎的なことから、最新の知見までしっかり研修できるシステムがあります。もちろん、専門バカで良いかと言えばそうではありません。眼症状が全身疾患の一症状である場合もあり、眼だけを診ていれば済む場合はむしろ少ないことも事実です。このような場面では他科での診療経験が大いに役立つことでしょう。

また、先進性も眼科の大きな魅力です。眼科の医療現場では最新医療機器が数多く導入され、日々革新的な進歩が見られます。さらに、再生医学などの基礎医学においても眼科関連領域で特に活発な研究が進められています。臨床医学的、基礎医学的にみても眼科は最も進んだ領域の一つであり、若いドクターが活躍できる場が無限にあります。東大病院の場合、キャンパスの一角に位置するというアカデミックな環境にあることもあってさまざまな場面でその先進性を実感できると思います。

以上、眼科へ転科したものとしての私見を述べました。転科するには当然いろいろな実務的な課題が生じると思われますが、眼科に興味があればそれらを考慮しても最終的に大きな満足が得られるでしょう。眼科の魅力に目覚め、高いレベルの研修を受けたいと思うドクターの方は是非東大眼科の門を叩いてみてください。

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4大学院

転科された先生方は、広い視野での診療や研究が可能であるというメリットがあると思います。今からでも決して遅くはありません。眼科に興味がある先生は是非ご連絡ください。

【問合せ先】

電話03-3815-5411、または医局連絡フォームにて、
東大眼科医局事務室までお問い合わせください。

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