診療のご案内

涙道・涙液(専門外来ご案内)

患者さん および一般の方へ

涙道・涙液外来とは

眼の表面を潤すため、涙は常に少量分泌され続けています。一方、余分な涙は涙道を通って鼻腔に排出されます。涙道が詰まると、悲しくもないのに涙が出て止まらないという状態(流涙症)になります。

涙道・涙液外来では流涙症を主に、涙道・涙液に関連する疾患全般について診療しています。

次のような症状をお持ちの方が対象

流涙に加え眼脂(めやに)、眼痛、異物感、掻痒感、羞明感(まぶしさ)等を伴うことがあります。また、あふれ出た涙によりまぶたの皮膚に炎症がでる場合もあります。

赤ちゃんの場合、泣いていないときも常に涙があふれている、又は眼脂が多い等の症状が見られます。

ドライアイの一部は涙道を人工的に塞ぐことによって治療できる場合があります。

この科の主な検査と説明

涙液分泌検査:涙の分泌量を精密に測定します。

涙道洗浄:涙道(余分な涙を鼻に排泄する水路)に水を流して洗浄したり、詰まり具合を検査します。

涙道ブジー:涙道に細い棒を挿入し詰まり具合を検査します。

涙道内視鏡検査:涙道へ極めて細い内視鏡を挿入し、涙道の中を詳しく検査します。

鼻内視鏡検査:鼻から内視鏡を入れ、涙道の開口部を詳しく検査します。

涙道造影:閉塞状況を詳しく調べるために、涙道に造影剤を流しレントゲン写真を撮ります。

この科で行われている特別な医療について

シリコンチューブ留置術:涙道狭くなっている場合に行われます。特殊なシリコンチューブを涙道に留置し、涙道を拡張する手術です。当科では内視鏡を使って正しい位置にチューブを留置する工夫をしています。

涙嚢鼻腔吻合術:涙道が完全に閉塞している場合に行われます。涙嚢から鼻腔へ涙の通る新しい道を造ります。

医療職の方へ

お知らせ

当科では涙道、涙液に関する疾患に対応するため、専門外来として「涙道・涙液外来」を設置し診療・研究・教育活動を積極的に行っております。

涙道・涙液外来とは

流涙症を主に涙道に起因する疾患全般に対応します。

診療体制

水曜日の午後13時より眼科外来にて開設しております。担当医は涙道専門の医師により構成されます。眼科外来内に設けられた診療ブースにて眼科一般検査を行い、内視鏡検査・治療は外来手術室を使用します。

治療方針

診療は主に外来で行います。必要に応じて入院して頂くこともあります。

涙液検査として各種の涙液分泌検査、導涙機能検査を行います。特に導涙機能検査に関しては涙道閉塞の状態により涙道内視鏡・鼻内視鏡を用いて精密に行います。必要に応じ涙道造影を行います。

以上の検査の後、涙道の閉塞部位と閉塞の程度に応じ、患者個々に合わせて最適の治療法を選択します。

基本的に鼻涙管狭窄症に対してはシリコンチューブの留置(DSI)を、鼻涙管閉塞症に対しては涙嚢鼻腔吻合術(DCR鼻外法・鼻内法)を施行します。涙小管閉塞症に関しては涙小管形成術を施行します。

ドライアイのうち適応のある症例に対しては涙点閉塞術(涙点プラグ留置等)を施行します。